イタリア渡航記-出発前-

2019年5月5日から12日まで、イタリアのトリノで開催されたSamurai Expo「侍う-Saburau-」出演してきました。

http://saburau.net/jp/index.html

イタリアにおいて「侍」をテーマにした、日本遺産 人吉球磨にのこる伝統文化と現代アーティストたちがコラボレーションするプロジェクトが立ち上がりました。 

”日本の古今伝統文化を世界へ”をコンセプトとした『 侍う-SABURAU- 』は、侍の語源です。武芸を家芸とする侍。人を斬るだけに非ず、何を求め、何の為に生きてきたのか。その侍たちは21世紀の現在、なにを想うのか。武士道の精神や侍の生き方は、世界中の人々から関心を集めています。かの地の方々に「侍とは…」を心や身体で感じて頂けたらと思います。 言葉や文化の壁を越えて、「人」が繋がり「国」が繋がり「心」が繋がる。沢山の方々が私たちの文化に興味を持ち、日本へ足を運んでくださる事を心より願いつつ、2019年イタリアにてSamurai Expo「侍う-SABURAU- in ITALY」を開催致します。 

http://saburau.net/jp/index.html#yukiwa

私にとって初めての海外公演。
楽しみ半分、不安半分。

演奏に集中できる環境を作るため、準備が大変でした。

まずは、航空会社選び。
万が一トラブルが起こっても、対応がスムーズにいくように、日本語が通じる日系の航空会社を選択。

次に荷物。
演奏の際に使用する衣装。着物生地なので、どうしても重い!また、乗り換えが多く、預けてしまうと荷物が無くなる可能性があります。「衣装がなく演奏できません」ということは絶対に避けなければいけませんので、できる限り機内持ち込みにしました。

さらに預け荷物には、タグをたくさんつけて、万が一無くなってしまっても、すぐに見つかるように、ホテルの住所を書いたタグや自宅の住所を書いたタグを付けました。

他にも、パスポートを紛失したときの対応方法や、乗り換えが間に合わなかったときの方法、体調管理、機内や移動でできるだけ体力温存する方法、など想定されるあらゆる事態を予想し、準備していきました。

こんな状況ですので、出発まで気持ちが落ち着かず、不安がいっぱい・・・。

出発の当日、出演したラジオ局から帰るときに見かけた、若き薩摩の群像。
薩摩藩英国留学生です。

晴れた日はこのように見えます↓

http://www.meijiishin150countdown.com/cust-map/187/

150年前、イギリスの最新の技術を学ぶために、幕府に秘密でヨーロッパに渡り帰国した留学生たち。

この像を見て
「彼らも150年前、きっと不安を抱えながら海外に行ったんだよなぁ。私もがんばろう。」
という気持ちになり、励まされました。

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