天平衣装完成

万葉衣装服飾家の山口千代子氏に依頼していました、天平衣装が完成しました!

今回、私が依頼したのは「礼服(らいふく)」と呼ばれるものです。

礼服(らいふく)

官位五位以上の身分の高い貴族が、大嘗祭や正月の朝賀など、重要儀式の際に着たのが礼服です。衣装に使える色は身分によって厳しく制限されていましたが、女性の場合は本人の色の位以外に、夫や父親の色以下であれば着ることができました。(「ならめがね」2016年vol.5より抜粋)

 

天平の官位と色

古代は、身分や階級を色で表していました。学校の教科書にも出てくる「冠位十二階」は、聖徳太子が定めたとされる日本で最初の位階制度。衣服と冠の色によって階級を表し、着られる服装の色が決まっていました。時代によって色の序列は変わりますが、奈良時代は、身分の高い順に[紫・赤・緑・青]。(「ならめがね」2016年vol.5より抜粋)

 

鮮やかでうっとりする色使い。

描かれてる着物の花も、当時使われていた文様を忠実に再現してくださっています。

打ち合わせでは、髪の色や長さ、身長、年齢なども考慮しながら時代背景に合うように進めていきました。

オーダーメイドの手作りで、丁寧に心を込めて作っていただいているのが伝わってきて、とってもうれしいです。

さぁ、この衣装で世界に行きます!

お正月の仙巌園にて。

晴れて桜島もきれいでした。

仙巌園のFacebookにも掲載していただきました。ありがとうございます。

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