伝教大師最澄1200年大遠忌

2021年9月24日、比叡大聖天最乗院(滋賀)にて「伝教大師最澄1200年大遠忌」が行われ、拙作『はなむけの歌』-「万葉集」より山上憶良”好去好来の歌”-(第12回万葉の歌音楽祭大賞受賞曲)が奉修されました。

当日は、バレエダンサー真銅美織さんによる、菊の花をテーマに拙作『はなむけの歌』に振りを付けた舞が披露され、参列者の方にも大好評だったとお伺いしております。

貴重な機会に拙作を取り上げていただき、心から感謝申し上げます。

◇『はなむけの歌』-「万葉集」より山上憶良”好去好来の歌”-
山上憶良が多治比広成に遣唐使の旅の安全を願って送った歌です。最澄ら大勢の遣唐使は田浦から出港しました。
言葉には不思議な霊力が宿る、と古代の日本人は考えていました。
日本の文献で初めて”言霊”が登場するのが「万葉集」、そして山上憶良の「好去好来の歌」の中に出てくる”言霊の幸(さき)わう国=言葉の霊力が幸福をもたらす国、日本。”という言葉があります。
神代より 言ひ伝て来(け)らく そらみつ 倭の国は
皇神(すめかみ)の 厳(いつく)しき国 言霊(ことたま)の 幸(さき)はふ国と

語り継ぎ 言ひ継がひけり

万葉集巻五-八九四

真実は口伝えの中にしか残らない、と古代では書いたことより話したことの方が優先され、それほどまでに言葉は大切にされていました。

楽曲はyoutubeにアップしております。

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