薩摩古流剣術の示現流のルーツ、兵法タイ捨流。
大河ドラマ館のステージで見た演武があまりにも衝撃的で、熊本県八代市にある本部道場「龍泉館」へ行ってきました!
身体の使い方の体験では、不思議だけど自然と動いてしまう身体の仕組み。
歌にも応用できて、マイクの持ち方、立ち方、緊張したときの横隔膜の下げ方など、古武術を使った身体の使い方は奥が深いです。深すぎる!!この世界、大好き!!
また、お話もたくさん聞かせていただき感じたことは「伝統を守り続けていくこと。自然と調和すること。」
・伝統を守り続けていくこと
現在、私の古典文学を題材とした音楽作品は原文のままを使用しています。それは、日本には言霊信仰がありますので、分かりやすく口語訳にしてしまうと原文本来の持つ、言葉のエネルギーが損なわれてしまう可能性があるからです。しかし、演奏のときお客様からは「言葉が難しくてわかりづらい」という声をいただくこともあり、原文で通す意志がゆらいでしまうこともありました。
今回、館長様が言われていたのが「受け継いだことをそのまま継いでいく」ということ。歴史の大きな流れにいる自分は、ただあるものを、あるままの形でつなげていくだけでいいのだ、ということを感じ、自信がひとつ増えました。
・自然と調和すること
お話を聞いて感じたことは、”美学は自然の中にある”。そして「調和」。力と力をぶつけると反発が起きる。調和して自然体でいる。この精神に近づけるよう、一生を通して鍛錬していきたいものです。
音楽を外に発信するようになってから、たくさんの方々との出会いがあります。
応援してもらったり、新しいものの見方を知ることができたり、助けてもらったり。いろんな刺激を受けて、それを音楽にまた取り入れて、循環できることに幸せを感じています。本当に周りの人に支えてもらっていることを実感する日々。感謝でいっぱいです。
▪️兵法タイ捨流HP
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