「敬天愛人」(初演)第2回西郷南州偉人祭

「敬天愛人」
詞:南州翁遺訓
作曲:松田 郁美

道は天地自然の物にして
人はこれを行うものなれば
天を敬するを目的とす。

天は人も我も
同一に愛し給うゆえ
我を愛する心を以て
人を愛する也。

人を相手にせず
天を相手にせよ。
天を相手にして
己を尽くし 人を咎めず
我が誠の足らざるを尋ぬべし。

2018年9月24日
「第2回西郷南州偉人祭」
鹿児島宝山ホール

<作曲解説>
イントロは、維新の夜明けを表現しています。キーは前作「獄中感有り」と同じFmに設定。これは、敬天愛人思想の元となったのが、「獄中感有り」でその流れを組んでいるためです。スケールは短調ですが、部分的にトニックがFになっているのは、西郷さんの決意を表しているから。サビの終わりも本来ならばFmで解決しますが、あえてFにしているのは、物語の続きが希望に満ちている、その願いを込めています。西郷さんの偉大さ、桜島の雄大さをオーケストラの伴奏で表現しました。決意の曲です。

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